ラーメン店主に特化したBtoB ECサイト

スタッフの育成についてのお考えをお聞かせください。

最近では「心」で指導することを辞めました。昔は、どうしても「なんでこんなに言っているのに伝わらないの？」と思う事が多くて私自身が良いお店や会社じゃないと思ったからです。今はまず「形」から指導するようにしています。例えば、「定位置管理」と呼んでいるのですが、各店舗は、どこに何を置くのか、全て置く場所にシールを貼るようにして誰でもわかるようにしています。他にもちょっとした事でもいいので、小さい改善を「形」で数をやるようにしています。

実践している方法と、良かった事をお聞かせください。

凪には3つの柱があります。「手帳」の使用と「早朝勉強会」の実施、「環境整備点検」の3つです。まず手帳の使用です。私と役員で毎年作ったオリジナルの手帳を配り、ただ配って終わりにするのではなく社員には手帳を使い日々勉強をさせています。「早朝勉強会」の場でも活用してもらっています。何を頑張ったら評価されるのか基準を明確にしています。「環境整備点検」は毎月一度全店舗に訪問してお店のレベルを見るようにしています。チェック項目は全部で20項目あり、日時は事前に取り決め店舗に告知して、抜き打ち無しで実施しています。お店を月に一度だけでもいいので「これが正しいですよ！」という状態にする事で規律やルールを守る文化を作っています。

人材不足に悩まれている店主の方へのご意見をお聞かせください。

凪では「お金」と「時間」をたくさんかけて教え、毎年新卒社員には交通費を会社持ちにして初任給で親御さんに親孝行してもらったり、懇親会を会社のお金で開いたりと楽しんでもらっています。たとえポジションが降格したとしても、わかりやすい評価を決めて頑張って「A評価」を取ればもとに戻すようにしています。またコミュニケーションを徹底して取るようにすることで社員には明るく仕事をしてもらいたいと考えています。