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第4回 実績のあるラーメン店の後継者として
「中国ラーメン揚州商人」株式会社ホイッスル三好
代表取締役 三好一太朗様

2020.11.18

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家業を継ごうと思ったきっかけは何でしょうか。

物心付いた時には自然と思ってました。何せ幼少期から会社で遊び回ることもあれば、先代(現会長:三好比呂己 氏)が家に社員を呼んで夕飯を一緒にとる事もありましたから。彼らの仕事を間近で見ていてかっこよさや憧れを感じたんです。先代はいまだに一番の憧れですね。ちなみに明確な線引きは、高校の入学式の夜、赤坂の料亭に連れてこられた時に「15と言えば元服(成人)だから、家業を継ぐかどうか今決めろ」と言われた時ですね(笑)


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事業を継がれて、良かった事、苦労された事、気づいた事などをお聞かせください。

まだ日が浅いのですが、業務は専務時代から色々任せてもらっていたので、やっていることはそう変わりません。ただ、いよいよ完全に自分で意思決定していくことになるので、身が引き締まる思いと怖さも少しありますね。代表になったことで、色々な方から声を掛けていただくことが多くなって、人の縁が広がりましたね。色々な方に会ったり勉強したりしています。


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今後、事業の継承についてお考えになられる店主の方へ伝えたいことをお聞かせください。

先代はずっと公言していることが2つあります。子供たちの誰かに家業を継がせること、上場しないことです。それは、会社のビジョンが変わらないようにしていくのに同族経営がマッチしていると考えているんですね。弊社の場合は、お客様に愛され必要とされる店作り。その考えを継続するために、僕も30年後には引退して同族に継がせるつもりです。僕は、先代、後見人はお互いによくコミュニケーションを取ることが大事だと感じます。もちろん背中を見せることは大事ですが、その時に何を考えてたのかは言葉にしないとわからない。お互い歩み寄って、考えを伝える、聞き出す。コミュニケーションが多分に取れてると問題はそうそう起こらないです。ひとしきり腹を割って話しきれる関係になれば、後は言葉少なでも意思がはっきり通じると思います。