第12回 独立をしようと思ったきっかけについて
麺の坊 砦 店主 中坪正勝様
2021.03.16
テーマ:独立をしようと思ったきっかけについて
有名店で店舗の責任者まで勤められた中坪様が自分のお店を持とうと思ったきっかけをお伺いさせていただきます。
◆はじめに、中坪様についてお聞かせ願いますでしょうか。
・飲食業をはじめたきっかけをお教えてください。
ラーメン店を始めたきっかけは子供の頃からの憧れです。
父の仕事の関係で10歳の頃にブラジルに移住することになりました。
当時、日本食が食べたくてお寿司やラーメンをよく日本人街に食べに連れていってもらっていました。
そこのお寿司屋さんには、「あら」で出汁を取ったラーメンがあり味がとても美味く感動しました。
帰国後は様々なラーメンを食べ歩き「やっぱりラーメンは美味しいな…」と感じました。
大学合格が叶わず、ラーメンの食べ歩きの為に九州に旅に出ました。
九州では1日に6件のラーメン店を食べ歩き、タクシーの運転手さんにおいしいお店の情報を聞いては、お店に行き食べるというのを繰り返していたら博多豚骨ラーメンが癖になっていました。
食べ歩いている時に初めて一風堂に行きました。
ラーメンを注文した時、丼にレンゲが付いており食べやすく、店舗もオシャレだと思い感動しました。味もとても美味しかったので記憶に残りました。
◆博多一風堂にお勤めされていた時についてお聞かせ願えますでしょうか。
・「博多一風堂」に入社しようと思ったきっかけをお教えください。
一風堂に入ったきっかけは、スープにくさみがなく食べやすく、このラーメン故郷にもって帰りたいと思ったからです。
◆なぜ独立をしようと思われたのか、お聞かせ願えますでしょうか。
・独立をしようと思ったきっかけについてお教えください。
きっかけは、はじめから自分のお店を持ちたかったという思いがありました。
一風堂に入り、22歳で独立するつもりで日々働いていました。
大学に進学した友人達も22歳で社会に出るので、そのタイミングで自分もお店を持つつもりでした。しかし河原さんに「独立はまだ早い!」と怒られてしまいました。
・(独立しようと決めてから)独立してから何か心掛けていたことがあればお教えください。
ご家族連れや、女性が入りやすいお店作りを心がけています。
子供が食事しやすいように店舗のイスを高さの低いものを用意して、トイレをきれいにして入りやすいお店づくりを心がけております。
駅からも遠いこの場所でご家族連れや女性のお客様が来てくださるのは本当に嬉しかったです。
◆(お店を出店されて19年を迎える中)独立されてもお勤めされていた時の経験がいかされていることがあれば、お聞かせ願えますでしょうか。
「いま居る処が最後の砦 そしてすべての始まりなんだ がんばろうぜ」
この言葉は、在職中に河原社長にいつも言われていた言葉です。
※この言葉を河原社長に書にしていただき店内に貼っております。
覚悟を決め、立っている場所から逃げない、頑張って一歩一歩進んで行く。ここから始まるんだ!!といつも思っております。
ありがとうございました!
店舗情報
麺の坊 砦
東京都渋谷区神泉町20-23