【麺喰ワンダラー】
全国でもトップクラスの名店が
2026年2月28日で閉店!?
2026.03.10
青梅市にある「Ramen FeeL」。最寄駅は日向和田駅で徒歩15分ほど。しかもこの路線、青梅駅から奥多摩行きに乗り換えなければならない上に30分に一本くらいしか通ってない、という困難店。多くの人が車などを利用して通っている。
湯河原の「飯田商店」一番弟子として2021年2月28日にオープンするやいなや、大行列どころか、整理券早朝配付という大人気店に。その後、完全ネット予約制になった。
出店後、どんどんおいしく進化していき、5年経った今では全国でもトップクラスのおいしさと言っても過言ではない。先日の食べログAWARDではBRONZEを受賞。Silverの「飯田商店」と共に師弟同時受賞である。他にラーメン関係だと「らぁ麺や嶋」がBRONZEを受賞し、全国でもたった3店舗のみという貴重な賞だ。ミシュランとはまた違った形で食べログAWARDでもラーメンを盛り上げて行って欲しい。
ところが、そんな大人気店が2026年1月4日、公式「X」で2026年2月28日で閉店するという投稿をしたからラーメン好き界隈では大騒ぎ。2月になったら予約も難しそうなので1月下旬に私も行ってきた。

予約は11時半。11時9分青梅駅着の電車で向かい、そこからは地元の人の車で同行。
ラーメンは醤油と塩、そしてそれぞれのトッピングバリエーション。そしてつけ麺である。閉店の混雑を避けるため、連食は2杯までという決まりができていた。私の「醤油も塩もつけ麺も食べたい!」という気持ちを察知されたかのような制限付き。一番好きな塩を食べることは最初から決めていた。あとは醤油にするかつけ麺にするか。店に到着するまで迷っていた。いや、店に着いてからも相当迷った。結果的に注文は『特上塩らぁ麺(2320円)+出汁かけらぁ麺醤油(1050円)+チャーシュー皿(1100円)』にした。
▼特上塩らぁ麺(2320円)

自家製の麺は、なめらかでしなやかな細ストレート。固麺好きの人は好みが分かれそうだが、私は問題なし。スープを纏って口の中に入り、喉を通る時の感動は言葉では表せない。半透明の清湯スープは鶏や魚介などがバランス良く、しかも出汁感たっぷりで実においしい。薬味の使い方も油の使い方も素晴らしい。鶏チャーシューも皮がパリッとしてめちゃウマ。ワンタンも素晴らしい。
▼出汁かけらぁ麺醤油(1050円)+チャーシュー皿(1100円)

醤油味の方は、あえてかけらぁ麺にして、チャーシュー皿を別に注文。まずはラーメンだが「ここの塩が大好き」と言っていたのに「醤油も負けてない!」と言いたくなるほど醤油もおいしかった。いや〜まいった。進化具合が半端ない。具無しでも出汁の力強さが半端ないのでこれだけでも大満足。麺は塩と醤油では変えている。醤油の方が少し太い(と言っても細麺だが)。そしてチャーシュー皿の4種類のチャーシューがどれも素晴らしくおいしい。温められて出てくるがさらにスープで少し温めて食べるともうたまらない。チャーシューの油がスープに流れ、後半は味も変わっていき、それも楽しい。
▼同行者のつけ麺

つけ麺は過去に何度か食べているので今回は諦めたが、このつけ麺もおいしいのだ。
さて、こんなにおいしい名店の閉店の理由は・・・。
「いったんラーメンを離れ、異業種(他の飲食)に就いて、もっと知識や経験を積んでラーメンに戻ってきたい」という大いなる野望だ。カッコ良すぎる。こんなにおいしいラーメンを提供しているのにあと何を学ぼうというのだ。定休日じゃ学べないものなのか?
いろんな思いを交錯しながら2杯とも一滴も残さないくらいに完食完飲。
TableCheckの予約も秒殺が続いているようなのでもはや私はこれで最後になると思う。(つけ麺を食べたいのは山々だが)ラーメンに戻ってきた時にどんなスタイルになっているのか、どんな味なのか?楽しみである。
この記事を書いた人
■大崎 裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2024年6月末で約2万9000杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役 Webおよび携帯の「ラーメンデータベース」を運営している。
https://ramen-japan.jp/glossary/hiroshi-osaki/
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