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【麺喰ワンダラー】
●2025年10月に食べて印象に残ったお店
【66杯中9杯】

2026.02.12

10月に食べた66杯中、印象に残った9杯を紹介します。(順不同)


◎「すみれオールスターズ」の4軒4杯(新横浜ラーメン博物館)


左から、麺屋つくし、麺屋彩未、三ん寅、狼スープ


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新横浜ラーメン博物館の「すみれオールスターズ」企画は、“すみれ系”好きにはたまらない企画。銘店「すみれ」から認められた11名のお弟子さんたちが集結し、それぞれのお店の味を、2~3日間ずつの期間限定でリレー形式にて提供。9月スタートで9月に「大島」を食べており、10月は4軒。どれも「すみれ系」の味噌ラーメンだがそれぞれ違う。そしてどれもおいしいし、どれも好み。


10月1日(水)~3日(金)…麺屋つくし


10月6日(月)~7日(火)…麺屋 彩未


10月17日(金)~18日(土)…三ん寅


10月19日(日)~20日(月)…狼スープ

麺は京都の麺屋棣鄂。スープとの相性がいい。


店舗情報→麺屋つくし

〒939-8272 富山県富山市太郎丸本町3-10-1 第2さくらぎビル


店舗情報→麺屋彩未

〒062-0010 北海道札幌市豊平区美園十条5丁目3-12


店舗情報→三ん寅

〒162-0801 東京都新宿区山吹町362 プレステージ362 1F 102号


店舗情報→狼スープ

〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西1丁目5-1 タカイレブンハイム1F


◎「新道らぁ麺」(新横浜ラーメン博物館)


▼スペシャル新道らぁ麺(1700円)+ムール貝ライス(500円)


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このお店は海外からの逆輸入ラーメン第六弾として「新横浜ラーメン博物館」に出店。タイで大人気で『タイでもっとも予約困難なラーメン店』と称されている。「支那そばや」が人員・食材面で全面バックアップする、ということでラー博の出店が決まった。


「新道らぁ麺」は、元エンジニアの通称ジョー(チャワポン・リーピパットパイブーン)さんと、相棒の通称デュー(スパシット・ラパーティクル)さんの2人で2017年にタイで創業。


変わり種トッピングがある気がしてスペシャルにしたが味玉とチャーシュー増量(低温調理による豚肩ロース・豚バラ、鶏ムネ)、海苔が付いたのかな。なんとなく見た目も支那そばやテイストを感じられたがスープや麺にもそれらを感じられた。まるで「支那そばやコラボ」かと思うほど。もちろんコラボでもそうでなくても、このラーメンは実においしい。見事にウマい。


店舗情報→新道らぁ麺

〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14−21


タイの店舗情報


◎せたが屋本店(駒沢大学)


▼【限定ラーメン】25周年記念ラーメン『これからも』(1600円)


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25周年ラーメン「これからも」(これがメニュー名)


「せたが屋」25周年ラーメン「これからも」。ネーミングが面白い。『これからも精進してまいります』という意味合いだそう。スープは梅山豚や黒豚のゲンコツ、背ガラ、国産豚肉、土佐はちきん地鶏ガラで炊き出した濃厚半濁スープ。麺は同グループ出身の「町田進化(信)」関口さんが国産小麦100%で仕上げたもの。チャーシューはこれまた同グループ出身の「オールウェイズ」(青森)里村さんが「長谷川熟成豚の肩ロース」で作った焼豚。他にも梅山豚煮豚チャーシューも付けた。


いろいろな食材といろいろな人脈を活用し、25年の集大成のようなラーメン。グループのどことも似ていない、個性的なラーメンだった。豚骨中心で無化調のスープはなかなか難しいと言われているが、今回は原価にこだわらず、採算度外視で作り上げた、まさに「これからも」という決意表明のような一杯。完食完飲、おいしくいただきました。30周年、40周年のラーメンもいただけますように。そのためには前島さんには作り続けていただき、私も食べ続けていることが前提。


まだまだ通過点だとは思いますがおめでとうございます。


店舗情報→せたが屋本店

〒154-0003東京都世田谷区野沢2-1-2


◎中華そば光(武蔵中原)


▼特製中華そば(1250円)


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2025年10月1日〜10月28日プレオープン、11月2日グランドオープン。食べログ百名店2017~2023・七年連続認定の「竹末東京Premium」で店長を務めた若き敏腕職人の、本店竹末店主公認独立店。


丼や「中華そば」の見た目の印象が、“今、私が食べたいラーメン”に近い感じだったので南武線に行くついでに寄ってみた。結論から言うと“ついでに”なんて大変失礼いたしました。まさに“今、私が食べたいタイプ”で大変おいしかった。いやはや、ビックリするくらいハマった。


八卦模様がぐるりと縁取る昔ながらのラーメン丼がいい。なんだか久しぶり。そして中華そばのカット葱などを含む“表情”がいい。接客とこの見た目だけで高得点を挙げたいくらい。


具は煮豚と吊るし焼きチャーシューの2種(特製なので2枚ずつ)、色濃いめんま、食感のいい刻みねぎ、なると。チャーシューはどちらもおいしいし、味玉もおいしいので次回があったらまた特製にしたい。


スープはさらさらの清湯醤油味。かなり熱々での提供。鶏、豚、煮干し、たくさんの乾物でとったスープ。実に分厚い出汁。かなり懐かしさがあり、ノス感満載だが、実際タイムマシーンに乗って時代を遡ってもこんなにおいしい中華そばはなかなか見つからないと思う。でも、昔っぽいところがいい。若い店主なのにこのノスっぽさはどこから涌き出てきたのか?(笑)2〜3口飲んで完飲を確信。そして実際に完飲。


麺は中細やや硬めの縮れタイプだが、これが菅野製麺所製とは意外。今流行りのタイプとはチョット違うので違う製麺所かと思ったほど。でも、この麺がまたいい感じにノスを感じさせる。


結局、麺もスープも具も全部好み。それでいて接客も良すぎるので実に心地良い。グランドオープンしたらまた食べに来たい。


店舗情報→中華そば光

〒211-0041 神奈川県川崎市中原区下小田中1-6-19


◎麺屋山界(大久保)


▼つけ麺(1200円)


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2025年10月1日オープン。


系譜好きにとっては、有名店出身と言うだけでも行ってみたくなるのに、なんとこちらはダブルネーム。「麺屋一燈」と「麺や七彩」で修業しており、そのどちらの片鱗をも魅せたメニューということですぐに人気に。


らーめんは「大栄食品」製の麺で、つけ麺は自家製麺で切り立て。


厨房にはとっても愛想良くフレンドリーな店主のワンオペ体制。あらかじめセットされたトレーが上品。


具は鮮やかなピンク色の焼き豚と、バラ煮豚、海苔。チャーシューは提供前にステンレス製の蒸し器で加熱&加湿。チャーシューはどちらも美味。


注文ごとに麺帯から切り落とす自家製麺はやや太めの縮れでスゴくおいしい。やはり、最初から何人かがつけ麺を注文。ウリも人気もつけ麺と言っていいだろう。つけ汁は濃厚な豚骨魚介。パッと見、「麺屋一燈」風だが、そちらは動物系(鶏白湯)魚介という点では同じだが、構成が違う。時代は、昆布水つけ麺が隆盛だが、こういうタイプもちゃんと作るとやっぱりおいしい。割スープは卓上にあるポットから。軽く薄めて完飲。おいしかった。機会があればらーめんも食べに来よう。


店舗情報→麺屋山界

〒169-0073 東京都新宿区百人町1-24-8


◎ラーメン GINZA TON BOX(銀座/有楽町)


▼醤油ラーメン(1200円)


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2025年10月7日オープン。


「ミシュランガイド東京」に12年連続掲載、「TRYラーメン大賞」2024年版で4連覇し、殿堂入りした「ラーメン屋 トイ・ボックス」(三ノ輪)店主・⼭上さん初プロデュース店。運営会社はラーメン業界初参戦の株式会社HITOSUKE。店の場所は銀座数寄屋通り沿い。


「トイボックス」は水鶏系だが、こちらは豚清湯。“豚”なので「TON BOX」。


醤油ラーメンはデフォルトでチャーシュー3枚が入っていて嬉しい。他に青ネギ、白ネギ、背脂、海苔。


スープは豚清湯の醤油味。タレはトイボックスの醤油ダレをベースに改良したもの。連日食べたくなる親近感のあるおいしさ。私が背脂好きだからかもしれないが、スープを一口飲んで完飲を確信。実際、完飲だった。『懐かしさと新しさを感じられる⼀杯』。麺は、「トイボックス」や「ロックンスリー」と同じ大成食品製で中細ストレート。麺もスープとの相性良く、啜り甲斐がある。塩が出たらまた食べに来たい。


店舗情報→ラーメン GINZA TON BOX

〒104-0061

東京都中央区銀座6-3-5 第一高橋ビル1階


この記事を書いた人

■大崎 裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2024年6月末で約2万9000杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役 Webおよび携帯の「ラーメンデータベース」を運営している。

https://ramen-japan.jp/glossary/hiroshi-osaki/


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