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【麺喰ワンダラー】
●2025年9月に食べて印象に残ったお店
【35軒中10軒】

2026.02.12

9月に食べた35軒中、印象に残った10軒を紹介します。(順不同)


【1】「MATSUI」(新宿御苑前)

右:特製塩(1850円)


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2023年5月オーブン。


ミシュランガイド東京2025でビブグルマン掲載。


完全予約制を導入。予約は来店3日前から受付。


特製塩には豚チャーシュー1枚、帆立のコンフィ2枚、味玉、ワンタン2個、メンマ、小松菜、白髪ネギ、ライム、穂紫蘇がトッピング。スープは「これ醤油では?」と思えるような色。出汁が効いている証拠。でも、それなのに優しい味わいと言うのが面白い。店頭に「夫婦で営む小さなラーメン店です。四季折々、全国各地の旬な食材を活かした美味しいラーメンを提供してまいります」と書かれており、まさに気持ちがこもった丁寧なラーメン。飲み疲れしないのでおいしく完飲。


麺は京都の麺屋棣鄂。スープとの相性がいい。


店舗情報→MATSUI

〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-10 ダイアパレス御苑前B-2


【2】「Bonito Noodle RAIK」(駒沢大学)


中:特上鰹塩らぁめん(1750円)右:鰹醤油らぁめん(1200円)


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2025年8月18日、永福町から移転・リニューアルオープン。店名は「Bonito Soup Noodle RAIK」から「Bonito Noodle RAIK」へ変更。


店の場所は駒沢大学駅西口・松陰神社前徒歩12分。


まずは、特上塩を。特上には4種類のチャーシューが全部のるというのと「このグループは味玉もうまい!」と誰かのレビューに書いてあったので、必然的に特上になる。醤油と塩のどちらを特上にするか?迷ったが、塩の方が美しそうなので、塩を特上にした。予想通り盛り付けが綺麗。チャーシューは岩中豚のバラ肉、ウデ肉・モモ肉の吊し焼き、それと低温調理の鶏ムネ肉。どれもおいしい。もっと増したいくらい。味玉も上玉。細切りのメンマがいい仕事。麺は三河屋製麺の多加水細麺。おそらくあえて柔らかめに茹でている麺がスープと好相性。麺固めで頼む人が出そうだが、このスープとこの麺ならお店に任せた茹で方で食べてみて欲しい。スープは清湯塩味。メニュー名にあるように鹿児島産鰹節をたっぷり使った複合食材スープ。見た目あっさりだけど、スープとしては豚鶏動物系と鰹以外に真鯛や貝、節系なども使った複合出汁が濃いめに効いている。券売機で値段を見たときに、むむむ、と思ったが食べてみると高級感や上品さがあり、まったく問題ない食後感。迷わず完食完飲。


2杯目は鰹醤油。大きなチャーシューが2枚と青ネギ、細メンマ。これはこれでまとまりのある盛り付け。醤油も実においしい。麺は同じ。2杯目でも迷うことなく完食完飲。どちらもおいしかった。個人的には塩が僅差で好み。


店舗情報→Bonito Noodle RAIK

〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-41-2


【3】そらのいろ(西葛西)


右:特製スタミナラーメン(1200円)


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2025年9月6日オープン。


「ソラノイロ」グループの新店(西葛西店)は、基本メニューとして麹町店と同じ「豚骨ラーメン」を掲げるが少しだけ変えている。価格は土地柄も含めて850円と麹町店よりも50円安い。西葛西限定メニューとしては特製スタミナラーメンを投入。具沢山の意味の特製では無く、“特別に作った”という意味合いの特製。モツや牛すじなどを野菜と炒め、生おろしニンニクを加えて、“スタミナ”仕上げ。さらに辛味噌を丼の縁に付け、少しずつ溶かして加えることで味変。辛さの調整が自分でできるのもいい。ラーメンの麺は麹町と同じ細麺だが、スタミナは中太平打ち麺。いずれも最近よく組んでいる菅野製麺所製。


野菜やモツなどをニンニクで炒めているので、想像通りにおいしい。辛味噌はそのまま舐めると意外と辛いので少しずつ溶かしていくのがオススメ。スープが野菜を炒めたりニンニクが加わったり、パンチが強くなるので平打ち麺が正解。そして、これは実にパンチがあり、おいしい。


店舗情報→そらのいろ

〒134-0088 東京都江戸川区西葛西3-22-22 ヴィラ・ルピナス 1F


【4】ロックンスリー(新横浜)


左:昆布水のつけ麺(2200円)右:地鶏醤油(1500円)


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店舗情報→詳細は【麺喰いワンダラー】


店舗情報→『ロックンスリー』(横浜市/新横浜駅)公式情報


〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14−21 B1F 新横浜ラーメン博物館内


【5】河原成美の挑戦(新横浜)


右:高濃度BRIXラーメン(1530円)


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一風堂創業者の河原さん(12月で73歳)が「ラー博Limited ~挑戦と絆~」企画に参加し、2025年9月19日から9月21日までの3日間限定提供。期間中は河原さん自らが厨房に立ち、お客様にラーメンを振舞うイベント。私が行った12時台は先頭に立って自ら麺上げをしていました。周りに凄腕スタッフが揃っているので提供が早いです。


水と豚骨だけで作る高濃度豚骨ラーメン。食べながらいろんなお店が浮かびましたがそのいずれのお店とも違う濃厚さなので頭の中に封印します。と思ったら、河原さんから「どや?ラー博出る前の魁龍に似てっちゃろ?」(博多弁)と言ってきた(笑)。そこも頭に浮かんだ一軒ではありましたが、そこともいい意味で違う。とにかくおいしくて完食完飲。また、トッピングした柔らか軟骨がめちゃウマで一風堂の都内店舗のどこかで出して欲しいと思うくらい。凄いイベントだった!


店舗情報→河原成美の挑戦

〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14−21


一風堂浜松町スタンド(浜松町)

右:甘夏を使った塩ラーメンコース仕立て(5000円)


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たまにここではコラボイベントを開催。凄い斬新なコラボやお得なコラボ、おいしいコラボ、などいろいろ。今回の内容がかなりよかった。


福岡県宗像市の地元企業「鷹羽屋」と「一風堂」が“宗像大島名産の甘夏を使用した塩ラーメン”をコース仕立てで共同開発し、5000円(税込)で提供。全10品なので安いと思った。


まず、席に着くと福岡宗像の酒造伊豆本店 日本酒「MONOGATARI (ものがたり) 純米吟醸」もしくは、鹿児島若潮酒造焼酎「GLOW EP5」(ソーダ割)いずれかを選択。私は焼酎を選択しましたが、これ自体もおいしいし、飲み放題が付いてこの値段はかなりのサービス価格。ラーメンや他の料理もなかなかのものでラーメンは普通の量の一杯だし、ご飯も付いて、下記のコース料理。帰りには十分過ぎるほど、お腹いっぱい。大満足のランチ。


塩ラーメンは、「豚骨スープ、低加水細麺」の「一風堂」が“淡麗塩ラーメン”&“多加水中太もちもちちぢれ麺”の組合せで出すところが面白いコラボ。しかも、柑橘系が大好きな私なので見事に大好きな味で、おいしく完食完飲。随所に甘夏がいい塩梅に使われており、やり過ぎ感がない、使用感がナイス。トッピングにドライ甘夏があり、スープに少し酸味と苦みが混じって面白い仕上がりに。ワンタンや肉団子にも甘夏ピールがしのばせてあり、知らないで食べたので「おおっ!」と思った。それもさりげなく隠し味的に、というのがいい。トッピングのむなかた鶏チャーシューも柔らかくておいしいし、絶賛オススメなのに、限定企画なのでもう食べられないのが残念。


今回の提供メニュー


《アルコール・ソフトドリンク飲み放題付き》


・前菜盛り合わせ


 穴子の西京焼き/穴子の一夜干しときゅうりの酢の物/チャーシュー人参しりしり/玄海ホルモン炒め


・むなかた鶏の甘辛冷やし手羽


・彩り野菜のゼリー寄せ


・むなかた鶏の素揚げ~もろみソース添え~


・甘夏香る塩ラーメン(フルボリューム)


・むなかた鶏の炊き込みごはん


・KIKKAなめらかプリン~甘夏ソースがけ~


店舗情報→一風堂浜松町スタンド

〒105-0013 東京都港区浜松町1-27-6 マストライフ大門・浜松町1F


◎銀座はるちゃんラーメン(東銀座)


右:中華そば(1200円)


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2024年7月オープン。「ちゃんのれん組合」(東京ラーメンフェスタ2025出店)メンバーで「新橋 はるちゃんラーメン」(2021年8月オープン)に続いて2軒目。組合の合計28店舗。「ミシュランガイド東京2026」に掲載。昨年まで3年連続で掲載されていた「新橋はるちゃんラーメン」が非掲載になり、新たに「銀座はるちゃんラーメン」が掲載された。


中華そば(1200円)を購入。6分ほどで登場。この店のスゴい(面白い)ところは、カウンター6席が2つあって、それぞれに調理担当の女性がおり、それぞれが作っている。つまり6席のラーメン店が2軒共存しているイメージ。味は同じだがスープ寸胴が別なのと作るのは別の人なので連食したら違いがわかるかも?(笑)


「ちゃん系」1号店の「チエちゃんラーメン」(神田)はかなりしょっぱめで逆にそれがクセになる感じだったが、こちらはマイルド。むしろ女性らしい優しさがスープにも現れている。見た目、透明感のある塩味風。麺は「達磨製麺」の平打ち麺。切り立てのチャーシュー(バラとウデ)は柔らかく、これも他のちゃん系だとしょっぱい店も少なくないが、こちらは程よくてじんわりおいしい。花麩がまた女性店主ならでは。ミシュラン掲載店は今風のお店が多いが、こちらはネオノス系で掲載店の中では珍しいタイプ。新橋店から数えて4年連続。どこまで伸ばせるか!


店舗情報→銀座はるちゃんラーメン

〒104-0061 東京都中央区中央銀座3-11-6 鈴木ビル1階


大島(本店は船堀だが今回はイベント出新横浜)


右:味噌ラーメン(1300円)


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「ラー博Limited ~挑戦と絆~」 第5弾「すみれオールスターズ」再集結!今回は各店の味による”絆リレー 2025年9月29日(月)~10月26日(日)。銘店「すみれ」(札幌)から認められた11名のお弟子さんたちが集結し、それぞれのお店の味を、2~3日間ずつの期間限定でリレー形式にて提供。その第一弾。首都圏で一番早くオープンした銘店「大島」。環境も丼も違うので違った味になるかと思ったが、本店同様においしくてビックリ!「すみれ」も好きだけど「大島」も負けてない。「すみれ」も進化しているし、「大島」も「すみれ」とは変えている。どちらもおいしい。今回は素晴らしい企画。


店舗情報→大島

〒134-0091 東京都江戸川区船堀6-7-13


【9】麺や庄の(市ヶ谷)

右:らぁ麺(950円)


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2005年9月15日オープンなので昨日で満20年。実に素晴らしい!店主の庄野さんはまだ若い(45歳)ので40周年を一代で、というのも実現できそう。開店当初からあまり味を変えずにやってきており、しかも“今”食べても実においしいので驚かされる。少しずつ進化させてきたのだろう。


今や創業20年でグループとして国内6店舗・海外18店舗(計24店舗)を展開。今後は、注力しているハワイやドバイへの出店も予定しているとのことなので、ますます今後の展開が楽しみ。


基本メニューを食べるのは開店間もない頃にまず食べ、次に10年後くらい、それらに次いで3回目。出てくるのがメッチャ早い。時間がかかる新店が多いので、そういうところには見習って欲しい。


らぁ麺は、濃厚な豚骨魚介でスープは2日間かけてじっくり煮込んだもの。骨が砕かれて粉々になるまで叩き、丁寧に何度も漉して作るので濃厚ながら食べやすく、大量の煮干しと上質な鰹節、数種類の昆布、干し椎茸を使用した魚介スープの効果もあるようだが、グイグイ飲めてしまう。


麺は、打ちたての自家製麺。一定の温度、湿度、粉温、熟成時間を徹底管理しているので、新鮮で実においしい。もちろん、具材も手抜かり無し。このハイスペックで20年継続してやれてこれるのが素晴らしい。ぜひ、30年、40年と続けて欲しい。


店舗情報→麺や庄の

〒162-0846 東京都新宿区市谷田町1-3 クレセントビル1階


麺屋青(千葉県鎌ケ谷)

右:塩ラーメン(1100円)


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2024年10月20日オープン。店主は、煮干の名店「麺処 晴」(入谷)出身で7年弱修業後、こちらを出店。店名はその修業先「晴」から右半分をいただき「青」とした。


入店するとまず券売機で食券購入。ラーメンと塩ラーメンに100円の差があるのが気になり、塩ラーメンを購入。晴」出身なので煮干しラーメンが出てくるのかと思いきや(予習不足)、他の既視感のあるビジュアル。「べんてん」とか「みのひ」とか。塩ラーメンなのにかなりの濃厚系で驚いた。スープを飲んでみるとやはり濃厚動物魚介系。まず、スープを飲んでみる。おぉ〜好きなタイプの節系が効いた豚骨魚介。いや〜実においしい。新店は清湯が増えてきたが、こういうのもたまに食べたくなるし、やっぱりおいしい。古さや懐かしさもあまり感じない。今食べてもしっかりおいしい。具は大きめのチャーシュー、メンマ、小口切りねぎ、海苔。麺はストレート中太タイプ。スープに合わせた感じで好印象。近ければ全種類食べてみたいほど気に入った。


店舗情報→麺屋青

〒273-0137 千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1-1-18


この記事を書いた人

■大崎 裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2024年6月末で約2万9000杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役 Webおよび携帯の「ラーメンデータベース」を運営している。

https://ramen-japan.jp/glossary/hiroshi-osaki/


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