【麺喰ワンダラー】白河ラーメン(福島県)
2025.08.26

白河ラーメンとは
福島県には有名なご当地ラーメンが二つある。一つは会津地方喜多方市にある「喜多方ラーメン」。そしてもう一つが白河市を中心に拡がった「白河ラーメン」である。
白河ラーメンの起源は1921年、横浜での修業の後、手打ちラーメン「亀源」を創業。これが始まりとされているが、その後閉店。
現存の「白河手打ちラーメン」の元祖は1969年創業の「とら食堂」とされている。
初代店主及び二代目店主が弟子を取り、どんどん独立していき、白河ラーメンが拡がっていった。今では100軒以上のラーメン店が白河周辺に存在する。
特徴は鶏ガラとんこつベースの醤油味。クリアなすっきりスープ。代表的な「とら食堂」は無化調でスープを作っている。麺は多くが自家製手打ち多加水縮れ麺。加水率は40%を超えるところが多い。最近では手打ちが減っているようだが多加水太縮れ麺は共通。ワンタンやチャーシュートッピングが人気。
ラーメンジャパン / ラーメン店の例
白河ラーメンを提供する白河市周辺の主な店舗の例
▲とら食堂
▲火風鼎
▲手打中華 すずき
▲手打中華 英(はなぶさ)
▲手打中華 やたべ
▲あずま食堂
白河ラーメンを提供する首都圏の店舗の例
▲白河手打ち中華 孫市(国分寺市/国立駅)
▲青竹平打ち中華そば 麺壱吉兆(品川区/大井町駅)
▲白河手打ちラーメン アサガキタ(杉並区/阿佐ケ谷駅)
▲奥州白河ラーメン ○政(江戸川区/平井駅)
▲とら食堂松戸分店(松戸市/松飛台駅)
▲白河手打中華そば 一番いちばん(町田市/町田駅)
この記事を書いた人
■大崎 裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2024年6月末で約2万9000杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役 Webおよび携帯の「ラーメンデータベース」を運営している。
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